フランスから届いたBeauty Tips 〜ローズマリーって何に効くの?〜

「ヨンカの宝」の1つでもあるハーブ、ローズマリー。YON-KA創設者の娘、キャサリン・ミュルタレアが、その歴史と魅力をお伝えします。


Histoire du romarin :ローズマリーの歴史

ローズマリーの学名は「Rosmarinus officinalis」。「Rosmarinus」とは、ラテン語で「海のしずく」という意味を持ち、その名が示すように原産は地中海沿岸。淡い紫、青、ピンクの花を咲かせる高さ約2メートルの低木です。花が咲いた枝を蒸留することで、精油が抽出されます。
古代よりローズマリーは、ギリシャ人、ローマ人、エジプト人にとって神聖な植物でした。常緑樹のため「不死、安定性」の象徴とされ、宗教儀式から料理、感染症の予防や治療にまで、幅広く生活に取り入れられてきました。
現在では、“若返りのハーブ”として知られていますが、その歴史を振り返れば、スキンケアに適していることが分かる有名なエピソードがあります。

14世紀、高齢のため手足が痛む病気にかかったハンガリーのエリザベス女王が、痛み止めとしてローズマリーを使ったところ、病気が改善しただけでなく、肌がみるみる美しくなり、その美容効果が注目されるようになりました。若々しさを取り戻した女王は、77歳の時に隣国のポーランドの国王からプロポーズされた、と言い伝えられています。

長年にわたり研究が重ねられた結果、ビタミンEやロズマリン酸といった抗酸化成分が含まれていることが分かり、現在では多くの化粧品や香水に配合される成分に。心気症、めまい、胃の疲れにも効果が期待できると、医学会からも注目を集めています。



Quel est le romarin utilisé par Yon-Ka ? :ヨンカで使用されるローズマリー

YON-KAでは、多くの製品にローズマリーが使用されています。目的は、肌を活性化させ、引き締め、蓄積した疲れを取くなど、実にさまざま。エイジングが気になり出した肌の方には、ぜひ意識して取り入れていただきたい成分です。ユーカリを思わせる爽やかな香りも、毎日のお手入れを義務から楽しみに変えてくれるような、ローズマリーの持つ魅力の一つです。